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雑感。
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いしいしんじ 『ぶらんこ乗り』を読みました。

吐き気をもよおすほどの喪失感を味わいました。
終わりの方はあまりに悲しくて、これ以上電車では読めないと思って本を閉じてしまった。
胸がすんとするー

いしいしんじさんのお話は、話し言葉としての独特のリズムがある。
だから「読む」と言うより、「耳を傾ける」という表現がふさわしいかもしれないですね。
ひとこと、ひとこと呟きながら紡がれる物語りという雰囲気がある。
自分と外の世界との断絶、ひとりぼっちの寂しさ、でもなんとかしてそれらをつなごうとする。
これがいしいさんの作品のテーマと言われていますが、
この作品ではそれは「ぶらんこ」というキーワードで語られている。

弟のつくる、ひらがなばかりの「おはなし」の世界と、圧倒的な現実の世界との描写が交互に行ったり来たりする。まるでぶらんこのように。

読むと、本当のことってなんなの?!と確かめたくて、動物園に行きたくなります。今度行ってこようかな。
「本当のこと」、そして「大切なこと」ってなんだろうと考えてしまいます。

芯の強いおばあちゃんがかっこいい!主人公「わたし」もちゃんと血を受け継いでる、一見、口調が皮肉っぽいところもあるけれど本当はやさしいところとか。
お父さんとお母さんの関係も素敵。本当にお互いをアーティストとして(母:高名な画家の娘で画家、父:婿養子で額縁職人)尊敬し、理解し合っていて、愛し合っている。
ああー。



わたし、ストレスがたまったらやってしまうことといったら、衝動買いだ。本とかCDとか。
このまえも古本屋で、南Q太の漫画、田口ランディとかを買ってしまった。読まなきゃならない物がほかにもたくさんたくさんあるというのに、忙しい時ほどこうゆうことやってしまう。これではいけない!いけないんだ。

南Q太の恋愛話は、おしゃれだし、登場する女の子の気持ちはよく分かる、でもなんとなくストーリーに共感しにくいなあ。
登場する男子がだめんず多しというか、好みのタイプじゃないからかなあ・・。
あとは、どうしてこの彼氏を好きになったのかとゆう理由についての描写が、敢えて深く描かれてないからかな。だから、主人公の女性に感情移入しにくい。まあそこは自分でくみ取って、人物同士の絡み合いを読むものだと思うんだけど。
あと離婚した人の話がよくでてくるけれど、やっぱりあの元旦那さんとの経験も描かれているのだろうか、とか思ってしまう。。




このところ週4、5日ペースで稽古してる、まるで恋人は合気道です。とか言っている場合ではなく、もう審査目前。泣きそう。
いまのところからだを痛めていないことに感謝。稽古ができることに、それと周りの方々に本当に感謝。
やるだけのことはやろう。
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最近気づいたのだけど、男の人の名前で好きな文字は「貴」である。
この字が入っている名前ってかっこよく見える。
貴志とか、貴彦とか、貴範とか。たとえば。

私の好きな歌人、穂村弘が「左右正対称の文字を名前に持つ女性に憧れる」というようなことを書いてたような気がするけども、何となくその気持ちが分かった。

穂村さんの短歌には、天才的なセンスを感じます。ある意味、変人と紙一重というか。
先天的に、独特の言葉の才能が備わっているような感じがする。
なんか、この人の歌集を読むと、いともたやすく短歌を作っている様に見えるのだもの。
(絶対そんなことないけど。『短歌という爆弾』とか読むと、短歌つくる技術を踏まえてちゃんと書いてあるし)

枡野浩一さんの短歌とは、似ているようでやっぱり違うと私は思う。
枡野さんの著書やブログで、短歌の添削してるところなどを読んでいると、短歌をつくる時の産みの苦しみや努力とか、決して感覚でつくるんじゃなくて、いかに一つ一つの言葉を研ぎ澄ませて歌をつくるのかとかが、伝わってくる。

例えれば、ガラスの仮面でいうところの、北島マヤと姫川亜弓のように対照的なものを感じるのですが。どうだろ。どう思う?



いま、前髪伸ばしたいと思っていて、去年9月以来がんばって伸ばしている。で、なんとか耳くらいの長さまで伸びてきたのだが、いまさら、どうしようかちょっと迷っている。

視界が狭くなるのだ。(あたりまえ)

実は最近、合気道の弐段を受けようと思っていて、練習中です。
それで、稽古中ただでさえ息が上がって視界が狭くなるのに、前髪によってさらに狭く。
どうしようどうしよう。

せっかくここまで辛抱して伸ばしていたのに。
就活を理由に切ろうとは思わなかったのに。(笑)


でも、昨日OBの先輩から指導を受けたら、それまで本当にできなくて分かっていなかった技の、仕組みが少しだけ体感できた。
ちらっとだけ、レベルの高いことやってる世界を垣間見ることが出来た。
おもしろいなあ。
ここまで稽古を継続して、重ねてこなければこの世界が見えることはなかったのだと思うと、やっててよかったなあと思います。
どの分野でもそうだろうけど。
プロフィール
HN:mippolo 京都在住。日光市出身。 趣味:美術鑑賞・合気道など
雑感を書き留めています。
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